昆布は寒流系の水産植物(褐藻類)で、現在わが国の沿岸からは14属、45種類が知られていますが、昆布類の大部分は北半球にあり26属が数えられ、南半球には、わずかの属が知られているにすぎません。
わが国沿岸ではその大部分が北海道、東北地方で、それより南の海域には、ワカメ、アラメ、カジメなどがみられます。主な昆布類は次の通りです。

●コンブ属・・・12種 代表的なものは、マコンブ、リシリコンブ、ミツイシコンブ、ホソメコンブ
●トロロコンブ属・・・2種 代表的なものはトロロコンブ
●ミスジコンブ属・・・1種
アツバスジコンブ
●アナメ属・・・2種 代表的なものはアナメ
●ネコアシコンブ属・・・1種 ネコアシコンブ
●スジメ属・・・1種 スジメカジメ属
●カジメ属・・・1種 ツルアラメ
●アイヌワカメ属・・・4種 代表的なものはアイヌワカメ、チガイソ
●ワカメ属・・・2種
ワカメ、アオワカメ
コンブ属のなかには、元来が同一の種でありながら成育環境の違いから種類がわかれたと思われるもの(マコンブ、ホソメ、リシリコンブ、オニコンブ)と、もともとが別の種類と思われるもの(ミツイシコンブ、ナガコンブ)の2つのグループに分けることができます。
近年昆布の養殖事業が進むにつれて、いろいろの種類の交合交配が研究され、消費需要に応じた昆布をつくり出すことも可能となり、この分類も変わってくることも考えられます。
わが国沿岸の昆布の分布をみると北海道の太平洋の親潮(寒流)の流れる沿岸では、ナガコンブ、ミツイシコンブ、オニコンブなどがみられ、対馬暖流の北上する日本海沿岸や、オホーツク海沿岸はホソメコンブ、リシリコンブ、チヂミコンブが、また暖流と寒流の交錯する噴火湾から津軽海峡の沿岸にはマコンブが生育しています。 |